頼りなさ過ぎる夫にもう限界!!
強く、たくましく自分の身が危険にさらされても、決死の覚悟で他人を救助する消防士。そんなスーパーヒーローと結婚したかったゆきこさん。念願叶って、消防士である夫と出会い、結婚したのはよかったが、彼は、しゃべらない、意思疎通が出来ない、嫁を心配しないとスーパーヒーローとは程遠い男子だった。しかし、優しく温厚なイクメン素敵パパの一面も持っており、、、。
そんなゆきこさんの更なる幻滅を与える夫の行動が続きます。
”しゃべらない“ じゃなくて “しゃべれない“ 夫
ゆきこさんの話に、ちゃんとした言葉を返してほしいのに “えぐいーーーーっ”とか“やっば”とかしか単語?しか返してこない夫。彼は“しゃべらない”というより“しゃべれない”んだって事にようやく最近気付いたそうです。
夫にはインプットされているボキャブラリーが圧倒的に少なすぎるんです。だから、何か伝えたくても、間違った言葉を使ったりするし、名詞じゃなく、あかいやつ、とか、まるいやつ、とか、肉焼くやつ と形容詞や動詞で表現してくるんです・・・単なる言い間違えなのか、名前を間違って覚えてるのか、はたまた、言葉がすんなり出て来ないのか、玄関ドアを窓と言ったり、窓をドアと言ったり、マクドのシェイクを 吸うアイス と言ったり・・・小さな子供としゃべってるような感じです。何か言うたびにいちいち間違えてるし、その間違いにまったく気づいてもないし、イライラを通り越して、もぉうんざりしてます。脳に何か病気でもあるんじゃないかと本気で疑ってます。
なるほど。そぉなんですか・・・毎日毎日そんなやりとりが続くと、さすがに疲れますね。言葉が出て来ない、言葉をしゃべれないという問題が脳の病気によるものなら、まず、アルツハイマー型認知症や脳腫瘍が浮かびますが。ゆきこさんの夫は、昔はきちんと話す事が出来ていたんでしょうか?昔は問題なく普通に会話が出来てたのに。というならそぉいった病気を疑って検査してみた方がいいですが・・・。病気というより障害という方が当てはまるような気もするが、それはもう少し夫を分析してからお伝えしたい。
もぉ、夫に対してイライラしすぎてしんどいんです。わたし・・・。会話も問題なんですが、それよりも夫が頼りなさ過ぎるのがどうにもこうにもムカついて・・・。強くてたくましくて、頼もしいスーパーヒーローだと思って結婚した人が、ただの頼りないダメダメ男子だった。なんて。恥ずかしくて友達にも言えません。
ゆきこさんは、ご主人との結婚が決まった時、友人たちに、自分の夫になる人は強くてたくましい消防士のスーパーヒーローなのぉ~!!!と、かなり自慢していたみたいです。おそらく、それなりに反感や妬みもかってしまったでしょうね。だって女子だもの・・・。今更、それ、全部、幻でしたぁ~なんてそりゃ言えません。そんな事告白したら、ゆきこさんののろけ話を聞かされてい、悶々と嫉妬していた女子たちは大喜びします。”人の不幸は蜜の味”ですから。はい、それでは引き続き、ゆきこさん夫の頼りないエピソードをどうぞ。
頼りない 頼りない 頼りない
例えば、先日、ふたりで役所に手続きをしに行った時の事なんですが、『あっ、知ってる人おる。。。』となぜか隠れる夫。『そりゃそうでしょ。役所はあんたの職場やねんから。』『ゆきこ、ひとりで行って来て』『えーーーー??なんで???』別に私ひとりで手続きしにいくのはいいんです。知ってる人がいてるからと、隠れる夫があまりにも頼りなさすぎて、情けなくて・・・。結局夫とふたりで手続きしに行ったんですが、夫の言う、その知ってる人は、夫に特に何の反応も示さず、普通に手続きして下さいました。
女子からしたら、男子のこのような訳のわからない、オドオドした頼りなさ1000%のこう言った行動は1200%ドン引きします。思わず眉間にシワを寄せてしまうほどです。そして、ゆきこさんを更に幻滅させる、頼りなさ過ぎるを更に上回った、衝撃の行動をこの後夫はやってしまいます。
他人に無関心な夫
他人に無関心な夫ですが、まさかここまでとは思わなかった事件がありました。夫が運転する車で信号待ちをしてたんです。そしたら、すぐそばで、“ガシャん ドン” と鈍い音が・・・。見ると、ご年配の男性が自転車と共に倒れてたんです。頭から血が流れ出てました。夫は救命士であり救助隊です。『知ってる人がいるから行きたくない。』とかちっちゃい事を言う夫でも、もちろん当然、即座に救助に向かうだろうと信じて疑いませんでした。が、信号が青に変わり・・・そのまま発進・・・。『ちょ、ちょっと!おじぃさん助けに行かへんの?頭から血、流して意識なさそうやで。』と夫に救助するよう求めましたが、『誰か救急車呼ぶやろ。』と・・・ショックでした。本当に本当にショックでした・・・。他人に無関心なあんたがなんで消防士になったん?はっきり言って、消防士の玉じゃないやん。ていうか人として最低やん。医学の知識がない一般人でも血を流して倒れてる人がいたら、駆け寄って助けるよ?
他人に無関心なのは時と場合によってメリットになる事もあります。しかし、誰かが困っている時、助けを求められた時、伸ばされたその手を振り解くような無関心はいけません。ゆきこさんにとってこの出来事は、10年経った今でも忘れられない程の大事件になってしまいました。夫への愛情が完全に冷めた瞬間だったようです。当然です。
結婚を決めた時、夫の同僚、先輩、友人までもが、ゆきこさんに言って来たあの言葉、、、
『なんでこいつなん?」
冗談でディスってるだけだと、軽く聞き流したあの言葉の意味が、この時はっきりとわかったといいます。
その後も夫は頼りなさの花をどんどん満開にしていきます。
レストランでのオーダーを小さい声でゆきこさんにささやく→ゆきこさんが注文。子供の躾、子供の進路、携帯電話のキャリア選びも、自宅のネット回線手続きも、設定も、生命保険も生活に関わる重要な事はゆきこさんが全てひとりでやる。夫に相談しても、ゆきこの好きにしていいよ。と夫は関わって来ない。我が子が悪さをして、叱らなくてはいけない場面でも、夫は何もしないし何も言わない。本当に何もかも頼りにならない。
そんな夫へのストレスはどんどん大きくなり、ゆきこさんの心はもう限界でした。自然と夫への態度も冷たくなっていきます。
そんなゆきこさんの心の変化にも全く気づかない夫は、相変わらず穏やかで優しく親切。
ゆきこさんのお願いはなんでも聞いてくれます。
旅行に行きたいと言えば、北へ南へどこへでも連れてってくれます。
ママ友と朝までカラオケボックスで遊んでも、文句一つ言いません。
誰にでも悪いところはある。完璧な人間なんていないし自分だって完璧じゃない。
朝寝坊はしょっちゅうするし、朝寝坊した時は夫が朝ごはんを準備してくれる。
そんな夫の良いところを見よう。そこだけを見よう。
まだまだ子供に手がかかる、これからどんどんお金もかかって来る。離婚してひとりで育てる自信は全く無かった妻は、黒いモヤモヤで埋め尽くされて行く心を、なんとかうまくコントロールしようと必死に頑張っていました。
しかし・・・またしても。。。夫は妻にひどい仕打ちを仕掛けて来たのです。そのひどい仕打ちとは・・・つづく
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